新PCを導入 最強のコンシューマーラップトップ [ALIENWARE AREA-51M R2スプレマシー]

すっかり真夏で毎日クソ暑い!!

うちは3Fが煮え滾る程に暑いので毎日エアコンを使ってるのですが、どうにも在宅期間が長く、運動もほとんどしなくなって急に気温への耐性も下がった気がする。

暑すぎても辛いし、冷えすぎても辛い。

エアコンの温度調整が難しいわぁ。

さてうちの会社はコロナが収束していれば出社比率を上げて在宅ワークとのバランスをとる方向だったんだですが都内の感染率は上昇したので、またもや在宅ワーク中心の仕事にシフト。

出社ベースに戻る予定だったんで特に今年はPCの買い替えは考えてなかったんですが、在宅中心となると流石に今のPC環境がちと弱いという事で新しい環境を作ろうかとこのタイミングで思いました。

これまでは仕事部屋での作業が中心でしたが、相方も在宅ベースに切り替わったので仕事部屋を交代で使う様にしたのでリビングでも仕事が出来る環境を考えねばならない。

となると今回導入するのはラップトップ一択。

元々会社中心だった頃はそろそろ自宅にハイエンド制作環境をデスクトップPCで構築していくのは止めようと思ってたところに思わぬカウンター(コロナ)を食らったので前倒しでラップトップハイエンド環境を検証しました。

自宅作業を考えたときに先ず外せない絶対条件がコチラ。
・メモリが64GB載せれる
・4KでAdobeRGB100%クリア(明るさが400nit以上)でIPSパネルのディスプレイ搭載
・GPUがRTX2070super 以上を搭載
・CPUが8コア/16スレッド以上

このスペックで先ずは市場に出てるラップトップを探すと実はほんの数台しか選択肢はない事を思い知る。

メモリが64GB載せれる機種が殆ど市場にない。

最初はMSIのCreator-17にしようかと迷ってたんですがRTX2070super MAX-QモデルはMSIストア専用モデルでチョイチョイ売切れてて入荷待ちだったりしたので次の入荷を待ってたりしたのですが、その間にDELLからゲーミングPCのALIENWAREがi9-10900k搭載でRTX2080super 、更にメモリが64GB搭載可能で4KHDRモニタ(AdobeRGB100%)500nitも選択可能という情報をキャッチ!

もうこれ一択じゃん!!

という事でALIENWARE AREA-51M R2スプレマシーをチョイスです。

今回は見た目は度外視です!

スペックのみで機種を選択しました。

金額的に中々に厳しい価格でしたが、まぁCGやるのて計算時間短縮は基本PC性能上げるしかないですからね、ここは無理して購入です。

今回はスペック的には選べるオプションは全て最高にしてストレージのみSSD*2 RAID0の高速読み書き対応にして快適性をアップ。

トリプルストレージ構成にして3つ目のストレージはリソース保管用に追加です。

注文してから到着まで大体3週半ぐらいですかね。

そして送られてきたPCを開封するとこんな感じ。

凄くシンプルでまとまった箱に収められております。

しかし17インチなのでサイズはそこそこにありますよ。


そして重量ね!

本体で約4.7㎏です。

自宅内での移動は別に問題ない。

うちの場合は仕事部屋とリビングでの移動ではさして苦になりませんけど、さすがにこれを外に持ち出すのはしんどそう。

まぁ背負って行けば別に行けますけどね・・・本体以外に馬鹿でかい電源アダプターを二つ持って移動となるので、これがしんどいです。

※買う人注意※
こいつは電源アダプター二個差しです!!

このボディにデスクトツプ版のCPUやGPUを搭載してるので、どうしても電源は馬鹿でかくなりますね。

そしてリビングのテーブルにセットアップしてみるとこんな感じです。


モニタはHDRモードに設定してます。

発色も出荷状態でも良い感じだと思います。

ハードウェアキャリブレーションにも対応してるんですが、キャリブレーションを持ってないんですよね。

買うかどうかは迷うところ。

作業効率を上げる為にもセカンドモニターは必須なのですがリビングにモニタを設置するとご飯食べる場所がなくなっちゃうし見た目に許せないので、いつでも片付けれる様にモバイルディプレイを購入。

ラップトップ機のメリットは片付けれるとこですね。

使わない時は棚に仕舞えばいいので、今の住宅事情や生活スタイルにはこれがあってる。

モバイルディスプレイはMSI OPTIX-MAG161Vを購入です。

見やすいIPSで発色も良いし、接続端子の種類も豊富でスピーカーも搭載です。
転んでゲームする時も使える。 

このモバイルモニタでWQHDかUltraWide版出してほしいです!

仕事用にはツール類を多くレイアウトできるワイドなモニタが良い。

出してくれねーかなー。

仕事部屋だと34インチの曲面UltraWideを導入してるので仕事はすげーやりやすいです。



ALIENWAREのボディの厚みがそこそこにあるのでモニタの高さが揃わないのでちょっと見辛さも感じます。

モバイルでディスプレイ用に高さ調整可能なスタンドは別途買う必要がありそうですね。

さてセットアップも完了してHoudiniやUE4での動作を簡単にチェックしてみたところ、これまで使ってたデスクトップ機と比べて大体2.5倍は速いw

PCでゲームをする事はなく、動かすのはほぼCGツールのみなんですが、こういうツールはマルチスレッド対応が進んでるのでコア数/スレッド数が多い方が有利ですね。

もしこのタイミングでRyzen9 3950X搭載モデルがあれば迷わずそれをチョイスしてた。

今使ってるデスクトップ機も購入時は出来るだけその時のハイスペックにしてたのでGTX1080やi7Extreamを入れてたんですが、最新の10世代i9はやっぱ速い。

特にALIENWARE AREA-51M R2はオーバークロックも可能だし、通常運転でも5Ghzで回す事も出来るので、計算量が多いHoudiniなんか使う時は電力無視してハイパワーでぶん回すのがいいですね。

UE4のシェーダーコンパイルやビルド時間もかなり短縮できます。

CPU温度見ててもこのPCのファンは高性能なのか結構冷えた状態を維持してくれます。

その分、音は相当なものですが音楽聞いてるしあまり気にならない。

つーか、普段使ってる仕事のPCは職場や自宅のも計算走らせると煩いのでまぁCGやってたらこういうの当たり前て感じなので気にならないです。

UE4もQuixelのサンプルプロジェクト(レイトレシーン)を開いてもサクサクです。

流石RTX2080Superです。

ただモニタが4kなのでビューポートサイズを広くすると描画ピクセル数は跳ね上がるので重くなります。

まぁそういう場合はセカンドディスプレイを利用すればいい。

しかしHoudiniの処理が軽いのは大分ストレスが減る。

remeshやVDBの行き来を組み込むと結構そこだけで処理時間食うので出来るだけ使わないような仕組みも考えて構築しますけど、モデリング系はどうしても使うことが多いですからね。

後はRBDとか使ってても再生がスムースになったし総じてストレスが軽減されました。

実際のこのPCで軽くベンチをとってみたところこういう結果です。

■FF XV ベンチマーク

FHD-高品質

スコア:10322 とても快適


4K 品質はカスタムでオプションを全てON  

スコア:4582  やや快適


■cinebench R20

オーバークロックモードとオーバークロックオフの時でスコアがこれ位の差が出ます。

情報サイトとかに乗ってるデスクトップ機でのスコアと比べると少しスコアが下がってますね。  


■cinebench R15

マニュアルモードでオバークロック調整をすればもう少しスコアは伸びそうですけど、仕事で使うのでCPU負荷100%状態が丸一日や二日、三日処理が回りっぱなして事もあるので滅茶苦茶な事はできない。

しっかり冷却して処理負荷を掛けまくる状態が連日ならやはりデスクトップ機が良いけど、ラップトップでもこれだけパワー出てればまぁ納得ですよね。

複雑なシミュかけてゲーム内の素材様にレンダリングも回すとなるとやっぱもっとパワーは欲しいところです。

しかし現状はこの機種のみi9-10900kを搭載でこれ以上のパワーを出せるラップトップ機がないんですよね。


良くRyzen9 3900xと比較されて槍玉に挙がるi9-10900kですがコスパで考えると当然悪いですね。

特に仕事で使う僕のメインツールがHoudiniなのでコア数が効いてくる。

Ryzen9 3900xのコア数、シングルスレッドのパワーと価格を比較するとi9はコスト高です。

今後Ryzen搭載モデルが出てくることに期待です。

そしてより多くのコア数を搭載したRyzenを載せて欲しい~。

求めればキリがないし金額はどんどん上がってくけどもっ!!

i9に比べて安価でハイパワーなRyzenはやはり魅力です。


しかしALIENWARE AREA-51M R2スプレマシーは現状買える機種としては金額に見合うマシンパワーで仕事で使うのには十分なPCだと思います。



ただゲーミングPCでゲーミング特有のLEDギラギラとかバカみたいデザインしかないのがどうにもなところです。

なんでLEDギラギラ光らせるんだろうか?

デザイン的にも破滅的なんだよな。

勿論買って直ぐにLEDはOFFりました。

キーボードレイアウトが慣れないので慣れないポジションのキーだけLED光らせてます。

このスペック+Ryzen9(せめて3900x)を選択できるようにしてクリエイターモデルとしてハードウェアデザインをリデザインして長時間運用可能な様にチューニングしたモデルが出れば良いのに。
(まだ長時間計算負荷とかやってないので全然今のモデルでもいけるかもしれないけど)

HPのENVY 15 クリエイターモデルのデザインは良いね。
(スペック不足且つ欲しいタイミングでの発売ではなかった)

あーいう感じでクリエイター向けに良いハードデザインのモデルをDellには出してほしいですね。

コンパクトにする必要はなくて安定性とパワーを生かしつつもバカなデザインじゃないものへ。

後、windows helloの顔認証には対応してほしい!

この価格のラップトップ機なのにweb camがゴミスペックで画質も悪いし顔認証にも対応しないてのは正直クソ仕様だと思う。

Surfacebook標準のwebcamはかなり品質が高いのであそこまではいかなくても、今の倍以上のクオリティにはして欲しいな。

本当にここはクオリティが低過ぎて価値なし機能です。

ここはきちんと見直して欲しい。

それ以外で各種ポート類は充実してる点は高評価ですね。

ディスプレイポートもHDMIの他にminiDPも搭載してるので仕事部屋で大型モニタに繋げる時には便利。

後はUSB-Type-c(Thunderbolt 3)ポートがもう一個増設されれば更に使い勝手の良い拡張ポートになる。
現行機種のポート数は
・2 x USB 3.2 Gen 1 ポート
・1 x USB 3.2 Gen 1 ポート(PowerShare 機能付き)
・1 x Thunderbolt 3 ポート

ここがType-cの増設がされればモバイルディスプレイ接続と外付けSSDとの併用やカメラから撮影データを吸い上げながら外付けSSDへコピーとかクリエイター向けのフローがハブ使わずに出来るのでオペレーションがしやすくなります。

いちいちこれ用にケーブルを用意したくないんだよね。

そしてUSBハブを経由してモバイルディスプレイを繋げるとtype-Cでも30FPS制限が掛かったりする事もあるので基本ハードでその辺の拡張性が担保されてると強いです。

ゲーミングでは必要ないかもだけど、仕事使いだとそういうとこも気になります。

是非ともこういった機能、使い勝手向上をベースにクリエイターモデルを出して欲しい。

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