Houdini VEXをVScodeで書く為の導入手順

VEXの勉強をしてるんですがHoudini標準のエディタだと行が長くなっていくと、コードの見直ししたりするのちょっとしんどいなーと感じてました。

でネットで調べてみたらkickbase さんがHoudiniへのVScodeの導入を行ってて、おー、これは良さそうと思って早速僕も試してみました。

kickbase さんのページ
Houdini: VEXをカスタマイズしたVS Codeで書く

ただ僕自身VCcodeとか使ったことないし、こういうコードエディタを利用したことがないのでパッと見でどこからやろうかて感じにアーティストはなりがちだろうなて感じました。
自分の為にもkickbase さんの手順を基に分かり易い導入手順をまとめなおしてみました。


1:VScodeのインストール
下記リンクよりVScodeのインストーラーを取得してインストールします。
Windowsのボタンを押すとインストーラーがDL開始されます。


インストーラー.exeがDL出来たらインストールを実行します。
インストールを進めるとインストール先のパスが表示されます。
デフォルトパスでインストールするかユーザー指定でパスを指定するかは、任意です。
この時、インストール指定しているパスはコピペしてテキストなどで保持しておいて下さい。


インストールが完了したら Visual Studio Code を起動させます。
ここからVScodeの日本語化を行います。英語でOKの人はそのままで大丈夫です。
左のバーから四角いアイコンをクリックします。


※既に日本語化してる画面ですがサーチメニュー欄(マーケットプレイス検索)に
Japanese Language Pack for Visual Studio Code をコピペして検索します。


インストールが完了したらJapanese Language Pack を読み込むために locale.json 内で "locale": "ja" を設定します。
Ctrl+Shift+P を押してコマンドパレットを表示させ configure display language を選択します。
デフォルトだと "en" と記述されているので、この箇所を "ja" に書き換えます

Ctrl+Sで保存します。
一旦、メニューのファイル>終了を行いVScodeを終了させます。
再度VScodeを起動すると日本語化されます。

これで一旦、VScodeの基本的なインストールが完了しました。


2:VScodeからVEXのアドオンをインストールします。
日本語パックのアドオンインストールと同じく拡張機能アイコンからマーケットプレイス内を検索します。
ここでサーチメニューに VEX と入力して検索します。
VEXの拡張機能が見つかれば右下に緑のインストールボタンが表示されてるのでインストールをクリックしてインストールします。

これでVScode側の環境設定は完了です。

3:Houdiniから外部エディタを呼び出す為のカスタム環境構築
LinkのGitHubから2つの必要なファイルをDLします。
PARMmenu.xml
・MainMenuCommon.xml

DLしたファイルをローカルユーザーのHoudini環境フォルダにおきます。
C:\Users\ユーザー名\Documents\houdini17(利用しているHoudiniバージョン)


次にHoudiniの環境設定ファイルに外部エディタのパスを記述します。
先ほど配置したファイルと同じフォルダ内に houdini.env という環境ファイルがあるのでこのファイルをテキストエディタで開きます。
C:\Users\ユーザー名\Documents\houdini17(利用しているHoudiniバージョン)
VScodeをインストールしたときのパスを追加して、パスの最後に外部エディタの実行exe Code.exe を追加します。
これでHoudiniから外部エディタの接続が完了しました。

Houdiniを起動してVScodeが起動するか確認します。
なんでも良いのでSOPレベルに入りVEXを記述するモードに入ります。
pointwrangleノードとかをとりあえず出せばVEXプログラムのエディタが表示されます。

VEXエディタ上で右クリックを行い Expression > Edit External Editor を選択します。


接続が成功しているとVEXエディタの替わりにVScodeが起動します。


毎回右クリックから外部エディタを立ち上げるのは面倒なのでショートカットを割り当てます。
HoudiniのメニューからEdit > Hotkey を選択します。

Hotkey Managerが立ち上がったらSerch...メニューに Edit in と入力します。


ショートカットを割り当てたいメニューが見つかったら 右のマッピング項目にある緑のボタンをダブルクリックをしてショートカットを割り当てます。
ここではAlt+Aとしました。


VEXエディタから外部エディタをショートカットで呼び出してみます。
Houdini17からの対応なのか分からないですがVEXエディタのラベルを選択してからショートカットを実行します。(自分の環境だとこうしないとな何故か確実に起動しなかったので)

ショートカットからVScodeの起動が確認できれば以後、この操作によって外部エディタを立ち上げプログラミングが行えます。

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