伊豆ツーリング2日目

朝、何気にふと目覚める。
ヨコオさんも目覚める。

ボウズ同士シンクロして目覚めるなんて。


ベッド脇の時計を見ると8時前ぐらい、朝飯でも食いに行きますかと下に下りてレストランの方へ向かってみる。
誰もいる様子がない。

おかしいな~。
昨晩、寝る前に朝食は8時ぐらいでって言っておいたのに。

皆降りて来ないしで、隣の部屋とか女子部屋とかノックしてみる。
反応が無い。

あれ??

しばらくするとカミーが起きてきて、まだ5時過ぎっすよ!

え??
またまたー。

うそん??

部屋の時計は8時前・・・
あれれーーーー?



あっ時計止まってる・・・

どおりでっ!!!

そんな訳で、二度寝。
8時前までしっかり眠る。

携帯のアラームで目覚めると今度はちゃんと8時前だ。
皆も、もそもそと起きて来た。
レストランも開いて、さぁ朝飯だ~~♪

俺らしかいないレストランでのんびりと朝食。
んで、ここのレストランのパンとか美味かったです。
というかごはん全般が美味しい。
ボリュームもしっかりあるしでこれから走るにはもってこいでした。

ご飯食べて朝風呂入ったら、いよいよ出発。

この日は河津から伊東までを目指す。
行けそうなら更に熱海まで。

て事で天気も大分回復して走りやすい状況になったのでスタート。
河津駅から通りを真っ直ぐ走ると、そこには海がっ!!

いや~、海を見渡しながら走るのは気持ちいいな~♪

しかし、前方には既に坂が見え隠れ・・・

皆の心が折れちゃいそう・・・

大丈夫大丈夫!!小さなアップダウン繰り返せば直ぐだから!!!
などと声掛けしつつ走る。

が、河津まで結構な山を越えてきているので海岸線とはいえソコソコのアップダウン。
一つ一つの坂は短いが斜度はそれなりに。

えっちらおっちら上っては、シャーっと下って、えっちらおっちら上ってシャーて下っての繰り返し。
黙々とペダル踏んでると午前中だけで結構走れてた。

特に海岸線に向かって下る坂なんて、海に吸い込まれるような感覚で下っていく。

ヒャッホーー!!

潮風も心地良いもんです。

しかし、ところどころにはキツイ坂が・・・


ヨコオさん、遂に
「俺ここで、ここの住民になる!」

坂の連続で諦めモードに入ってしまった!

いやいや、大丈夫ですよ!!
ゆっくり休みながら行きましょう!
もうちょっと走ればアップダウンそんなになくなりますから!!
走りましょうよ~!
と、お願いする。

休憩後、何とか走り出してくれました。
良かった~。

ルートラボで見てた感覚よりずっとアップダウンがあるように感じる道だった。





山間の土産屋で休憩中。
道路を挟んで眼下に海が広がってる。
いい感じだなぁ。
ちょっと風が強くて肌寒かったりもするんでこの日もウィンドブレカーは着用してたけど、丁度良いぐらいの体感温度でした。

ここでしっかり休んでもうチョイ走ったらお昼食べましょうって事で再スタート。

ここからもアップダウンの繰り返し。

途中、ナビが激坂への分岐で軽く激坂ルートを指示して来るが流石にないない!と思って軽くスルー。
無難なルートへ回避です。

陽の当たる海岸線に出ると空気が湿って暑くなり、山に入ると木陰で肌寒くなり、色んな世界が凝縮されてる。
そしてそれを身体は敏感に反応していく。

いやー、自転車っていいよ!!

お昼に差し掛かってちょっと雲で陰る事が多くなってきたし、休憩してからそれなりに走ったのでお昼にしようかという事で、赤沢あたりかな?135号線沿いのレストランに入ってランチです。

ここでは明日葉の蕎麦とサザエ釜飯のセットを頼んでみました。
明日葉の蕎麦がツルツルのシコシコで風味も良くて美味しかった^^
皆、鯵を食べてたりしたんだけどこっちも美味しかったみたい。

今回のツーリングでは食事で失敗をしてないな~。

レストランでゆっくり休憩して、さっ会計済まして出発しますかーて時に、女子が地図を見つけてここどこ?と聞いてきた。

良く見ると地図は伊豆高原あたりの観光地図!

やばい、これから伊豆高原を上るなんて言ったら心が折れちゃうかもって事で・・・

どこらへんだろうね?観光案内ぽいから関係ないんじゃない?てごまかす!!
ごまかせたのか?

あんまし気にして無いようだったから、ヨッシャ行こうかと。

緩やかな上りから、伊豆高原に向けて出発。

そんなに傾斜はきつくないがながーい上りが続く・・・
どう見たって坂の先は見えない・・・
頑張るしかありません!!!

ひたすらペダルを踏む。

ゆっくりと皆上って行きます。

この日は同じルートを他のツーリングの人達も走っていて、入れ替わりで休憩して追い越してって感じでした。

つーか、この135号線のルート、坂の途中に
「怪しい少年少女博物館」
なる施設が強烈なオーラを放っていたんだけど、立ち寄らなかったなぁ。
気になったし時間には余裕があったんで寄ればよかった。

一体、どんな博物館だったんだろう??


何とか皆、伊豆高原を登りきった所で山のフラットな道へ出る。
ここは普通に走れるして事でシャーっと流す。
坂で体温が上昇してたので木陰のフラットな道は気持ちがいいもんです。
でもこの辺りはバスが多いし交通量も多いので、しっかりキープレフトです。

そして、長い事上ったって事は?!

そうです!

下りです!

一気に下り坂へGO!!

ここでもまた快速で下る。

うひゃー!
気持ちいい!!

ちょっと路面の振動を拾いすぎて途中で掌が痺れそうになったけどブレーキングには異常なし。
心拍数は上昇して、身体が硬直し始める。
腕の筋肉はビシィと張ってコーナーで飛ばされないようにするのとライン取りでハンドリングと荷重移動。
思い描いたコーナリングが出来ると気分がいいもんです。

何だかんだでここでも下りだけで7kmぐらい進んでました。

そんな感じで当初の目的地の伊東まではあと少しまで来ました。

さぁ伊東駅目指しますかと、進み始める。

市内に入って下り坂。
かなり急な下り坂。


・・・

ここでアクシデントが発生しました。

最後尾を走ってメンバーの一人が下り坂で転倒してしまったんです。

その後を走っていた車のドライバーの人が直ぐに対応してくれて、救急車を呼んでくれた。

先頭を走ってた俺を呼ぶ声がしたので振り返ると道に投げ出された様になってました。
みんな急いで駆け寄ると、意識が飛んでいるようで朦朧としている。

頭を膝の上に乗せてヘルメットを外して声を掛ける。
ちゃんと受け答えは出来てるけど、目の焦点があってない。
本人はコンタクトが外れたと言ってる。何とか意識を取り戻しつつある。

直ぐに救急車が来てくれたので、診てもらったがちょっと検査しますと言う事で病院へ。
近くの病院への搬送と言う事なのでメンバーの一人が同伴して病院へ。

外したヘルメットの天辺に傷がついていた。
ヘルメット被っていて良かった。もし被ってなかったら・・・

皆で交通整理や、自転車を片付けたり手助けしてくれた人にお礼をして警察に事情説明。

病院からの連絡で精密検査の結果、擦り傷や打ち身はあるけれど問題は無いということなので手当てしたら帰れると言う事になりました。

ほっと一安心。

皆に安堵が広がりました。

現場から伊東駅まではほんの先だし一先ず全員伊東駅に集合。
ヨコオさんには車を取りに三島まで行ってもらって怪我をしたメンバーを連れて帰ってもらう事にして、俺らは駅から病院に行ってるメンバーの自転車を取りに歩いて現場まで。

改めて自転車を見てみるが何処も壊れてない。
怪我も含めて運が良かった。

もっと俺が後続に気を配ればよかったと後悔。
次走る時はそういうのも含めて走らなきゃと思います。

ヘルメットは本当に重要です。
皆さんも絶対被っておきましょう!!

駅で全員の自転車をばらして何時でも積み込めるように待機。

そうこうしていると、メンバーが警察の人に送ってもらって駅に到着。
顔を見てほっとした。

寒くなってきたしで傷に堪えるといけないから、カフェで暖かいお茶を飲みながら待つことに。
そして丁度、落ち着いた頃にヨコオさん到着。
ナイスタイミングです!!!

後はヨコオさんに自宅まで送ってもらえばいいので一安心。

俺らは輪行準備も万全なのでそのまま駅から電車に乗り込んで帰路へ。
電車に揺られてまったりと。
俺は小田原で小田急に乗り換えて新宿方面へ。
この日は他にも山登りの帰りの人達なんかもいて賑やかな電車だった。

今回は色々あったけど、皆で走って心に残るツーリングになった。
次回は平地メインで走りたいです。


より大きな地図で 伊豆ツーリング2日目 を表示

コメント