ProじゃなくてSurface Bookを買ってみた

忙しいのは相変わらずだが金曜日に所用で出かけたタイミングで気になっていたSurfaceBookをヨドバシへ見に行ってみた。

丁度SurfaceProが発売されてすぐてこともありSurfaceのコーナーは割と人がいた気がする。
で実際目の前でSurfaceProは二台売れていった。

やっぱSurfaceProは軽いし携帯性とか考えたら良いハードだなと思う。
タブレット的な使い方をしなければLapTopも中々プライス的にも良いライン。

が、しかし僕的にはSurfaceBookが気になってたのです。
北米じゃ既に発売済みだったパフォーマンスベースにGPUがGTX965M2GB搭載モデルが4月にやっと日本で発売されたんだけど値段もかなりするので実物見て持ってみてからだなと思ってた。

なんでSurfaceBookかというと、ここの所色々ミーティングが出先だったりとで社内じゃない事が多くなったてのが先ずノートが欲しくなった点なのと、これまでメモ程度はiPadで代用してたんだけど段々とテキスト変換も重くなってきてストレスが溜まってきたから。
入力してから変換までのラグがもうストレスたまりまくり。
後は資料とか大型TVへの出力させたりするときに不便てのも大きい。
段々とiPadはネットと音楽と電子書籍専用になってきた。
ゲームをたまにするくらいかな。
やはりiOS専用アプリてキーボードつけようが元々アプリ自体がタブレットのタッチベースで作られてるから効率は非常に悪いんですよね。

後はちょっとした時間やスペースでも創作が出来ること。
特に僕はCGがお仕事なのでCGtoolが動くだけのスペックが必要で、余計なものを持ち歩きたくないから液晶タブレット的な使い方がしっかり出来ることと普段のワークフローがモバイル環境にも構築出来ることてのがポイントでした。
で、尚且つ重量は2kg以下である事。
これ以上は持ち歩きにはキツイ。

で候補にあがってたのがWacomのMobileStudio ProとVaioZ。
HPやDELL、マウスのモバイルワークステーションもパフォーマンス的には魅力だしCGをやる為のハードウェアとしては申し分ないけど重い・・・電力食い・・・冷却ファンの音が凄まじい・・・タブレットも持ち運ばなきゃ・・・
だったらやっぱデスクトップになるわなと。
なもんで、やっぱり色々スペックや使い方を考えたらSurfaceBookに行きついて、結局これしか選択肢がないなーという思いで購入を決意したのでした。

パフォーマンスやハードウェアの取りまわしに関してはMobileStudio Pro16インチがいいと思ったけど激重!
キーボートと電源持ち運んだら3kgコースなんだよね^^;
で、Vaio Zなんだけどこれは中々ペン入力も評判いいみたいだし重量も頑張ってる。

だがしかし!

値段は高いがGPUはCPU組み込み型。
お絵描きにはいいけどCGは辛い。
で残る選択肢はSurfaceBookしかないんですよねー。

でもってヨドバシ寄ったら丁度この日がSurfaceの発売キャンペーン的な事をやってたようでBookが店頭だと3万円値引きで買えたのでした!!
これは大きい後押しでしたよ~♪

買ったモデルは
CPU i7 /16GB /SSD512GB GPU‐GTX965M2GBのモデル

13.5インチだけど、パフォーマンスベースのGTXのお陰でキーボードの厚みは割と厚い。
店員さんに聞いたら通常の13インチや15インチスリムタイプのPCケースだと入らないらしい・・・
macのスリムケースは全部無理で基本15インチのケースで選ばないとあかんと・・・
おおぅ選択肢ないっす!

で、ツール類をインストールしてあらかたセットアップが完了。
メインツールの3dsMAXは問題なく動く。
CPUがi7とはいえ2コア4スレッドなんでそれ程パフォーマンスがある訳じゃないしメモリも少ないからヘビーなシーンは作れないし開けないけど軽めのシーンやモデリング位は全然いける。
ただメモリは少ないのでマルチタスクで重いツール複数立ち上げはダメですね。

もちろんリアルタイム用にはUE4をインストール。
こちらも重い処理のものとか使わなければ結構普通に動く。
シーンにたいしてマテリアルとか半透明増やしてガンガン詰め込んでいくとアウトだけど。
VRAM少ないからそこも気にしつつ・・・

でもってサブスタンスが僕は必須なのでサブスタをインストール。
こちらはスタジオモードでのサブスタペインターなんだけど当然このモードだとキーボードが使えないからキーの組み合わせで作業ができない。
キーボードないとカメラの回転もできないからねー。

そこでtouchkeyていうツールを使って画面の上にタッチ用のキーを配置して左指で仮想のキーをショートカットで使いながら普段の作業フローができるように構築。

まぁ完璧じゃないけどそれなりにできるので、いっかなーと。

サブスタンスはマシンパワーをかなり持っていくので、これもマルチタスクでの作業は諦める・・・
流石にこの環境だと2kベースでマテリアル複数でレイヤリングしまくりだと全然パワーが足りない。
なのでまぁ1アセットにつきマテリアル一つで1kか2kでの作業かなと。

でも思いついたマテリアルやテクスチャーワークができるのは凄くいいです。
ストレスが凄いので精神的に家のデスクトップに向かうのが辛いんですが、ベットの上でもちょっとあのアイデア試してみようが出来るのは新鮮。

昨晩もグリグリといろいろ試してた♪

サブスタンスデザイナーも動くけど流石にディスプレイ一つじゃ辛いなー。
サブモニタ欲しくなる。
でもそれじゃモバイルの意味がなくなるから、この画面サイズでの作業になれないとな~。

後はフォトショとライトルーム、コンポジット用にFusionも入れて大体完了。

フォトショもスタジオモードだとショートカット使うのにtouchkeyで代用。
フォトショだとタブレットモードでディスプレイを切り離しても案外動く。

キーボードから分離するとGPUがCPU組み込み型のに切り替わるからHD Graphics 520になります。
やや心許ないけどまぁ2D系だとまだ大丈夫。
ちなみにこのタブレットモードでサブスタを立ち上げるとサンプルシーンでテクスチャをまだ割り振ってないのに回転すらままならず、本体はもの凄い熱を出してきます^^;
3DCGの作業はやはりパフォーマンスベースがないと無理ですね。

ある程度これで常に一貫したフローで作業ができるんだけど、やはりタブレットモードやスタジオモードでの作業に関してはまだ課題があるねー。
そもそもがタブレットベースのツール類じゃないからキーボードとの組み合わせでの作業が前提だし、3DCGツールは基本的に3ボタンでの作業が前提。

なのでオペレーションが噛み合わない部分は多いね。

この辺はマイクロソフトも本腰入れてOSやSurfacePenの物理的拡張なんかを頑張ってほしいところです。

でもってペンでの作業感ですが今一歩な感じです。
新しいSurfaceProに付属されるSurfacePenは傾き検知や筆圧検知感度が向上してるようですがSurfaceBookについてるペンは一世代前のものです。

僕の癖で割とペンは寝かせ気味で描くのですがこれだと頻繁に感知が外れます。
あと筆圧も検知がちょっと雑でいつものWacomのintiosの感じだとストロークの強弱がうまく拾えない感じで線が途切れたりします。
サブスタペイントだとブラシが急に途切れたりで顕著かな。
ここが直ればかなり現状のままでも作業の感覚は良くなりそう。

8月に新しいsurfacepenが出るんですが一応それもsurfacebookに対応してるんで、そいつを試したいとこですね~。
既に予約済みなんですが^^

概ね自分の描いた環境には近づいたので結構満足感高いのですがまだまだこの2in1でのCG開発環境は発展途上なのでニッチだけどCGクリエーター向けのバリエーションへの進化を期待したいところです。

あっちなみにバッテリーの消費ですがかなり消費します。
どこかの記事で載ってましたが連続16時間てのは動画再生のみで連続16時間てことらしいです。

実際CG系のツール立ち上げるとみるみる電池は消費します。
GPUもフルパワーで動かすので3時間位でなくなりそうになる!
3DSかよ!
て感じなんだけど、ボディ全体も熱くなってるからそんなもんでしょうね。

バッテリーはディスプレイのタブレット側とキーボード側にそれぞれ一基ずつ搭載してるんですが先ずはディスプレイ側のバッテリーから消費していきます。
なのでタブレットモードでグラフィックツール使うと予想以上に電池が減ります。
でパフォーマンスベースとドッキングさせてスタジオモードでテクスチャワークをしてると両方のバッテリーが減り始める感じです。

外出先でもCGはできるけど電源なしだと長時間は無理なので電源確保は大事ですね。
まぁそんなに長い時間、外で作業したりしませんけどね。


コメント

  1. あっ何気に顔認証のログイン超楽です!
    案外暗くても認証されるんで少々暗がりでも大丈夫。

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